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子宮筋腫の分類
1.漿膜下筋腫

子宮漿膜直下(子宮の外側)に発生した筋腫で、子宮の表面(漿膜面)に向かって発育します。子宮筋腫が大きくても子宮筋腫特有の症状は少ないです。

2.壁内筋腫

子宮壁筋層内に発生し、筋層内に発育して、子宮壁筋層の中に囲まれています。子宮筋腫の中、もっとも多い種類です。

3.膜下筋腫

子宮内膜直下(子宮の内側)に発生し子宮内腔に向かって発育します。発生頻度は少ないですが、たとえ筋腫結節が小さくても過多月経や月経痛などの症状が強いです。子宮筋腫の種類には、こぶ(筋腫)が子宮のどこにできるかにより、漿膜下筋腫、壁内筋腫、粘膜下筋腫に分けられます。

漿膜下筋腫は子宮の表面に筋腫ができたものであり、壁内筋腫は子宮の壁の中に、粘膜下筋腫は子宮の内面(内膜)に筋腫ができたものです。こぶの数は必ずしも1つに限らず、多数の筋腫がるいるいと生じることもあります。

部位による分類
1.体部筋腫

子宮体に発生するもので、子宮筋腫の大部分(95%)はこれに属します。

2.頸部筋腫

子宮頸部に発生する子宮筋腫を頸部筋腫といいます。